水島コンビナートは中々のパンチ力だったが、JFE福山鋼管のビジュアルは僕にとってさらに強烈だった。
インスタだの画像検索だのすると、もういてもたってもいられなかった。
写真や画像だから良く見えるのではないか?
そう考えてもみるが、尚更行って確認したかった。
おかげで4月から4度も行ってしまった。
福山についてはよく知らなかった。駅のすぐ裏に福山城があること、
仕事で何度か2号線を通り抜けたことがあること。18切符の旅の途中でスタンプを捺した。それだけだ。
水島と同じように、福山までは交通機関を使い、
現地でレンタカーを借りるというパターンで過ごした。
僕が借りたレンタカー会社はTimesレンタカーだった。
大きな駐車場の中にレンタカー屋があり、
車の出入れは24h自由で、駐車代金は無料だった。
福山の宿泊先はニューキャッスル福山というホテルにした。
ホテルはTimesレンタカーの隣、駅は目の前、言うことがなかった。
福山鋼管の撮影場所が、なかなかレベルの高い所だった。
日中にロケハンして予習をしておくことにした。
撮影場所は主に2箇所を考えていた。
一つはJFE全体を俯瞰できる展望台。
もうひとつは、JFEの高炉を近距離で捉えることができる場所を選んだ。
まずは展望台に向かった。
展望台は福山駅から車で30分ほどだった。場所の特定はネットを駆使して調べた。
県立大門高校裏の龍王神社という敷地内が展望台になっていた。展望台から撮影をした。
入り口に龍王神社の看板が立っている。車は入り口の前に停められるスペースがある。隣に墓地がある。
森の中は一本道。2、3分ほど歩くと鉄塔が現れる。
その先に展望台がある。神社と言っても神棚のような摂社?があるくらいで、一応手入れはされているようだ。
ベンチが2つ、灰皿とゴミ箱がある。
展望台からはJFE福山が一望できる。瀬戸内海の島々もうっすら見える。ずっと行ってみたいと思っていた。何度も何度もネットでこの景色を眺めていた。
素直に感動した。
陽が沈むのが待ち遠しく、時間がとても長く感じた。20時頃やっと陽が落ちた。
f値は8〜11。ISOは100か200。
1、2枚目はPENTAXの望遠。
ピントはレンズで合わせ、絞りはアダプターの絞り環で手動調整。
今回からシャッターはPIXEL TW283というワイヤレスリモコンを使用した。
夏は虫や蚊との戦いとなる。
蚊取り線香とフマキラーにベープと重装備が良い。
もちろんベレッタも。
とにかく夜は怖い。真っ暗な森の中でたった一人なのだ。
パチパチと枝のなる音。猫か何かが茂みを揺する音。
誰か撮りにこねーかなと何度も後ろを振り返る。
近距離からの撮影は、場所を移動し鋼管病院一体の山の中から撮る。
レンズは望遠のズーム2本。
その撮影場所は、仲富池という場所が目印で、車を池の畔に停めて、撮影地までは徒歩で行く。
入り口は途中まで舗装された坂道になっている。
進んでいくと開けた斜面の農地に出る。
農地の斜面から強引に撮る。
福山駅そばの尾道ラーメン一丁がおすすめ。
唐揚げがデカくて添えてある玉ねぎのスライスがめっちゃうまい。
って玉ねぎかい。