材木座海岸

meike 12mm f2.8

 

去年は、よく材木座海岸へ行った。空が焼けそうかもしれないと感じた日はカメラを持って出かけた。
夕焼けについて、僕が焼けそうだというのは、空が赤く染まることをいう。
夕焼けは、大気のメカニズムに因って冬はオレンジ色っぽく、夏が赤くなりやすいとされている。
夕焼けの色は水蒸気の量が大きく関わっている為、6月の梅雨からは爆焼けのチャンス到来となる。特に雨が降ったのち晴れた夕方はチャンスかもしれない。
予測が外れて残念な夕焼けの日もあったが、そんな時は砂浜にシートを敷いてのんびりと過ごした。

近隣の浜辺はシーズンとなれば当然ながら人で賑わっているのだが、なぜか材木座海岸だけは鎌倉駅からアクセスしやすいにも関わらず、コロナの影響も当然あると思われるがシーズン中でも人は多くなく、実に過ごしやすかった。(安いパーキングがいつも空いている!)

僕はこの材木座海岸を気に入っている。
浜辺では、いつも一人で読書をしている老齢の女性や近隣のご夫婦であろう散歩する姿、犬の散歩をする人々、何をするでもなく海を眺めているカップルなど、浮かれた夏のシーンからは離れた、彼らのようなごく日常の風景が、材木座海岸を気に入る理由なのかもしれない。

FUJI XC50mm-230mm