大阪から車をすっ飛ばして門司港に着いたのは朝だった。
山陽自動車道はマジで長い(あたりまえ)。
東名や新名神もうんざりするぐらい長いが、山陽道も負けてはいない。
広島までは何度か車で行ったことがある。福岡までは車で一度だけ行ったことがある。
そう、車で行く距離ではないのだ。
東京から出発すると、山陽姫路辺りから途端に辛くなる。
山陽道は緩いカーブや緩いアップダウンが続き、おまけに空いているもんだからついついスピードを出してしまう。よって疲労しやすい。
朝、僕らはムフフなホテルに入り、とにかく寝た。
この日は4箇所を撮影した。門司港駅、角島大橋、惣郷川橋梁、錦帯橋。
門司港駅は、所謂レトロモダンな駅舎が有名で、120年程前に創業したという。
その後、何度か改修されたとは思うが、昔の面影を残した雰囲気のある駅の造りとなっている。
門司港駅やその界隈を散歩し、僕は次の目的地角島大橋へ向かった。
角島大橋は展望台がある。見晴らしは展望台からでも十分眺めることができるが、背後の崖の上を走る道路からの眺めも良い。
僕らが訪れた日はそこまで天気が良くなかった。
真夏のギンギンに晴れた日がこの風景にはよく合いそうだ。
まぁこんなもんかと勝手に納得して、次の撮影地、惣郷川橋梁へ向かった。