丸ノ内線小石川検車区

ユミちゃんから小石川車両区を撮りに行こうと誘われていってきた。
丸ノ内線の地上風景が良いと考え、であれば御茶ノ水辺りが有名なようだったが、
生意気にもマイナーな写真を撮りたくなった。
丸ノ内線の小石川車両基地が茗荷谷駅にあることを調べた。
特にマイナーではなかった。ぎゃは

撮影場所は駅のすぐ近くだった。
橋の上から撮影するという何ていうことのないシチュエーションだが、
しかしこれまた橋にはガッチリフェンスが敷かれていた。
フェンスといってもスッカスカの金網ではなく、網目の小さな、
つま先さえも入らないような無駄にしかっりしたフェンスだった。
どうやらごく最近に新調したような最新式のグリッドフェンス、高さも3mほどはあろうか、
当然ながら脚立の準備をしていない僕は、さてどうしたものかと思案した。
フェンスにはかろうじて穴が開いている。試しにレンズを当ててみる。どうやら撮れそうだ。
二人でファインダーを覗きながら、画角を探しつつ三脚を動かしたり、雲台をいじったり、
それはまるでマイクスタンドをしっかり握って離さない、
前のめりに熱く歌うロッカーの様な姿勢でフェンスにしがみついている姿は不審者そのものだったろう。
フェンスの影でケラれない画角を優先にしたものの、何とか撮ることはできたが、
画角がすぐズレてしまうようなアンバランスな三脚の為にカメラをベタベタと触ることもできず、
強引な撮影となってしまった。画も荒い。