工場夜景の中で、JFE福山や水島、日鉄鹿島以外にもどうしても行きたい場所があった。
それは日鉄の名古屋製鐵所だった。
ネットで見る限りでは、惹きつける画ばかりが目についた。
ヨシ、確認が必要だ。
というわけでユミチャンと一緒に行ってきた。
名港9号地南堤から正面に日鉄の製鉄所群を望むことができる。
場所は伊勢湾岸道の名港潮見インターで降りる。
インターの出口は一つしかない。
インターを出て降りた道路は北に向かって伸びている。
南堤へ行く為に適当な交差点でUターンをし、南堤の突き当りまで真っ直ぐ進む。
南堤の突き当りは広く、道脇に何となく車が停まっている。
夜はほとんどの車が釣りに来ている人達の車である。
それに倣って車を適当な場所に停める。
今年は2度ここへ来たが、いつも釣り人が沢山いた。
写真を撮っている人は一人か二人しか見かけなかった。
すっかり椅子にしてしまっているアルミ脚立に座り、排煙やスタックが立ち昇るのを待った。
良い雰囲気になってきたかと思えば船が横切ってシャッターチャンスの邪魔をしたり、
スタックが吹いたかと思えばすぐ消えてしまったり、
そんな風にシャッターのタイミングを待ち続けていると、
何だか自分も、竿の引きを待つ釣り人のような気分になってきた。
釣り人と写真を撮る人の類似を考えながらシャッターを切っていた。
製鉄所までの距離は遠くない。
中望遠があれば十分だった。
折角なんでインターも撮ってみた。
日鉄名古屋の何が良いかというと、その景観も然る事ながら、
車でのアクセスがとても良い。